Excelで深夜割増(深夜残業)を計算する

多くの人が勤怠管理表の作成でつまづきやすいのが、深夜残業(深夜割増)の計算です。

くじけやすいポイントは2つ。

(1)一つはExcelにおける時間や時刻の表示を正しく理解していないこと。

   
(2)もう一つは計算がちょっと複雑な点。

 
おそらく(1)が原因でつまづく人のほうが多いと思われますので、まずは「時間×時給を計算したい」を先にご確認ください。

 
22時から翌朝5時までを割増対象時間とした場合、基本的な計算式は次のようになります。

=”5:00″-MIN(“5:00”,B2)+MIN(“29:00”,C2)-MIN(MAX(“22:00”,B2),C2)

この計算式では日またぎ勤務での退勤時刻を26:00のように入力する必要があります。26:00を1:00と入力して運用したい場合、不可能ではありませんが、計算式が複雑になるので、今回は割愛します。

実際に運用する上では深夜勤務が発生しない場合は、””(空白)にしておくよう計算式に書き加えたほうが何かと便利かと思います。

上記の例では、全体の勤務時間と深夜残業時間というつくりになっています。通常勤務時間と深夜残業時間に分ける運用方法もあります。(全体勤務時間=通常勤務時間+深夜残業時間)

前者の場合、給料=(基本時給×全体の勤務時間)+(基本時給×0.25×深夜残業時間)となりますが、後者の場合は給料=(通常勤務時間×基本時給)+(深夜残業時間×基本時給×1.25)のようになります。

深夜残業以外にも、残業割増として8時間以上の勤務を計算する場合などは計算が複雑になるため、前者のほうが計算しやすいのでお勧めです。給与計算ソフトの多くはどちらにも設定で対応可能です。

便利な勤怠管理表テンプレートを使ってみよう

はじめから計算式の組み込まれたテンプレートを利用してみるのはいかがでしょう。
自分で作るのではなくそのまま利用しても、カスタマイズして利用しても良いでしょう。テンプレートに組み込まれた計算式を見るだけでも勉強になりますよ。
たくさんの勤怠管理表テンプレートがダウンロードできますので、勤務形態や就業ルールにフィットする勤怠管理表テンプレートをお探しください。
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